新卒でもダイレクトリクルーティング採用を始めている企業のもう一つの理由
Joinnyを開発する上で、人事の担当の方にヒアリングをさせてもらっている。その中で特にIT系の上場会社で「うちは、新卒もダイレクトリクルーティングをしています」とか、表現の違いとして、「新卒も、ヘッドハンティングしています」という話を聞くようになった。
もちろん、「優秀な人は一括採用だと採用できない」ことがMUST理由だが、ではここ数年でダイレクトリクルーティングがCANになって動き始めた理由を掘り下げてみた。
もう一つの背景としては、一括採用の巨大勢力でありプラットフォーマーでもあるあ「リクナビ」「マイナビ」から自社のみで母集団を形成できる大手(人気)企業が一部抜けはじめたことにある。リクナビやマイナビ内で企業名で検索すれば分かることである。
どういうことかというと、リクナビ・マイナビから抜けることで、自社のサイトにわざわざアクセスしてエントリーして来る学生のみに絞られたため、大概の企業が選考量が厳選されたというのだ。
結果、一括採用の選考稼働が減り、空いた稼働でダイレクトリクルーティングに乗り出すことができたというのだ。企業によっては、新卒採用の人事チームの中に、ダイレクトリクルーティングチームと一括採用チームがいるそう。
今後、新卒採用がダイレクトリクルーティングのみになることはないだろう。
ただ、今が過渡期である以上、新卒の採用スタイルが優秀な層から確実に変わってくることは確か。
学生サイドから見ると、企業からスカウトが来たのだから、面接を受けるにしても心持ちが違う。そして内定を2、3つは持っている状況になっていれば、シュウカツするにしてもその内定より行きたいところがあれば自らエントリーすれば良いので、遥かに「脱・シュウカツ」に近づくのでは?